カブトエビ,水田の土と水,網,飼育ケース
・カブトエビの特徴を知る。
・水田でカブトエビをすくう。
・食性や鰓脚の動かし方が分かる。
田に水が入って1?2週間すると,水中を泳ぎ回る様々な生き物を目にすることができるようになります。カブトエビが多い田,ホウネンエビが多い田、ミジンコが多い田など,ある程度生き物の棲み分けができているようです。生息に適した条件があるのでしょうし、大量の卵を残しているので,毎年決まった田で大発生することになるようです。しかし,水田によっては一切生き物を目にできない所もあります。
カブトエビは海に棲むカブトガニに形状が似ていますが,淡水の水田に生息する小型の甲殻類です。また,エビと名前がついていますが,エビ類ではなく,ミジンコに近い仲間です。頭胸部を覆う甲羅を武士のカブトに見立てて名付けられました。カブトガニ同様,約2億年前からほぼ同じ姿を受け継いできたので「生きた化石」と言われています。
ホウネンエビより飼育しやすいので,飼育セットが販売されています。食性は植物・動物両方の雑食性です。水田では,イネ以外の雑草を食べてくれるので「田の草取り虫」と呼ばれ、ありがたがられています。ほぼ同時に発生するホウネンエビと一緒に飼うと,ホウネンエビが食べられてしまいます。また,多数で飼うと共食いをします。
背面泳ぎが得意で、胸部にある多数の足(鰓脚)を動かして自由自在に泳ぎ回ったり,食べ物を口に運んだりしています。田に水が無くなる頃には泥の中に卵を産みつけています。卵は乾燥に強く,秋・冬を越します。そして,翌年また田に水が入ると幼生が孵化します。 関連実験(あわせて、こちらもどうぞ) ヤドカリの引っ越しを見よう カメノテを食べよう イナゴを食べよう チリメンモンスターを探せ
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